
中高生による自分を対象とした研究を応援し、一人ひとりが自ら世界を変える一歩を踏み出す支援をします。安心して自分らしく研究に取り組めるようなコミュニケーションや発表環境を作り、前例のない個性や感性あふれる研究アイデアにも専門性のあるメンターが伴走します。


中高生による自分を対象とした研究を応援し、一人ひとりが自ら世界を変える一歩を踏み出す支援をします。安心して自分らしく研究に取り組めるようなコミュニケーションや発表環境を作り、前例のない個性や感性あふれる研究アイデアにも専門性のあるメンターが伴走します。
自分自身の特性やマイノリティ性に着目したあらゆる開発や研究
| 募集対象 | 研究活動を行う中学生、高校生、 高等専門学校生(3年生以下) 聴覚障害や視覚障害をお持ちの方も申請可能です。(その他申請者の特性で不安点あればご相談ください) |
|---|---|
| 募集テーマ例 | ● 自分のマイノリティだからこそ見つけられた課題を解決したい。 ● 雑音のある場所で友達との会話に集中できず、 苦しい。集中できる方法を見つけたい。 ● 外に出たくない日があるのはなぜか。 ● 食べられるものが限られている。それでも家族や友達と楽しんで 遊びにいける食環境をつくりたい。 ● 発話以外の方法で考えていることを伝えたい。 自分にあった伝え方を見つけたい。 ● 外泊すると眠れなくなる。眠れるようになるための方法を見つけたい。 |
| 使用用途 | 研究開発に要する経費(材料費、部品等購入費、設備費、交通費等。ただし、飲食代は除く) |
| 研究支援期間 | 2026年9月〜2027年3月 |
| 担当者の想い | 取材記事はこちら |
| 説明会 | 今回募集する研究の内容や対象についてもう少し詳しく知りたい方、ご質問のある方は、ぜひオンライン説明会にご参加ください。詳細は近日公開いたします。 日程: 第一回:2026年7月1日(水)17:00-18:00 /第二回:2026年7月23日(木)16:00-17:00 各回は同様の内容です。 対象: 教員、保護者の方など 内容: 自分を対象とした研究を行ってきた研究者から研究のお話を聞くとともに、研究のすすめ方や支援についてご紹介します。 参加費: 無料 お申し込みは近日公開 ※ リバネスID にログインしてから「お申し込みはこちら」をクリックしてください。 |
| 申請方法 | 申請方法 の詳細をご確認の上、 こちらの申請ページ より研究内容の記述と申請をすすめてください。 |
| メッセージ | 中高生のみなさん、モヤモヤしてますか?もしかしたら、その気持ちをとことん研究してみたら、周囲や社会が変わる第一歩につながるかも知れません。研究なんてしたことない…なんて人もメンターが一緒だから大丈夫。ご応募お待ちしてます! |
| サポート | 申請者が持つ特性に合わせてフォローの方法を考えますので不安点はお気軽にご相談ください。 申請書を作成するところからサポートします。 |
| その他 | ※センシティブな内容の場合は、WEB掲載や発表の際には、生徒の名前をオープンにせずペンネームを使用することもできます。 |
| 助成内容① | 研究費5万円 |
|---|---|
| 助成内容② | 自分研究の専門家による研究メンタリング |
| 助成内容③ | 成果発表会実施 |
| 採択件数 | 3名程度 |
| 募集期間 | 2026年6月1日(月)〜2025年7月31日(金)18:00 |
|---|---|
| オンライン 説明会 |
第一回:2026年7月1日(水)17:00-18:00 /第二回:2026年7月23日(木)16:00-17:00 |
| 申請締切 | 2026年7月31日(金)18:00 |
| 面談期間 | 2026年8月上旬〜中旬(オンライン面談) |
| 採択発表 | 2026年9月上旬 |
| キックオフ | 2026年9月中旬 |
| 研究費支給 | 2026年9月末 |
| サイエンス キャッスル |
2026年12月12日-13日(土・日) |
| 成果発表会 | 2027年3月 |
規約及び本ページの募集要項を確認の上、内容に不明点がある場合はご相談ください。
申請を希望する中高生は、代表者かどうかに限らずチーム全員のリバネスID登録が必要になります。研究費エントリー画面はリバネスIDログイン後に表示されますので、リバネスIDに登録をお願いします。
学校活動の一環として実施する場合は学校教員の同意書(学校用)を、そうでない場合はチームメンバー全員の保護責任者の同意書(個人用)を準備してください。同意書の雛形は以下からダウンロードください。
・ サイエンスキャッスル研究費同意書(学校用・個人用)
申請フォームより記入捺印済み書類のスキャンデータのアップロードし、原本はサイエンスキャッスル研究費担当までご郵送ください。
郵送先:株式会社リバネス 人材開発事業部 土屋
〒162-0822 東京都新宿区下宮比町1-4 飯田橋御幸ビル5階
こちらの申請ページより研究内容の記述と申請をすすめてください。
なお、本研究費の申請に際して、以下2つの項目を書く際は、以下のポイントを参考にしてみてください。
①申請項目:なぜ研究または開発を行いたいのか(代表者個人の課題意識)
<記載のポイント>
自分がどのような体験をして、どんな気持ちになったかなど、本研究のテーマに行き着いた理由を具体的に書いてください。
また、自分の中の課題や疑問をそのままにせず、研究開発に挑戦してみようと思った理由があれば、合わせて記載してください。
②申請項目:予想される成果とその意義
<記載のポイント>
研究開発結果の予想に加えて、研究開発が終わった時に申請者本人がどんな姿になっていたいのかも記載してください(支援期間に限らず、長期的な視点で結構です)。

探究テーマというと、自然現象や社会課題など、自分の外側にあるものを調べるイメージがあるかもしれない。しかし、自分自身が今困っていること、周りの人とは少し違うなと感じることも、研究の出発点となる。そうした一人ひとりの切実な違和感を、研究や開発として形にする後押しをしたいという思いから、サイエンスキャッスル研究費 DE&I賞は2023年に生まれた。
人には小さく見えても、本人にとっては切実な違和感がある。そうした自分にとっての一大事を観察し、言葉にし、他者と共有できる問いにしていく。それが、このプログラムで大切にしている「自分研究」だ。自分だけの個人的な課題だと思っていたことも、研究し、発信することで、周囲に理解者が増えたり、同じような違和感を抱える誰かの助けになったりすることがある。これまでのDE&I賞でも、話しかけたいのに声をかけられない理由、教室や保健室で自分が安心できる条件、先延ばししてしまう行動パターンなど、生徒自身の経験や感覚から生まれたテーマが研究されてきた。
自分研究の入口は、周囲の誰かではなく、自分自身の中にある。はじめは、まだうまく言葉になっていなくてもかまわない。その違和感がいつ、どこで、誰といる時に起きるのかを見つめ、記録する、話を聞く、道具を試す、行動を少し変える。そんな小さな一歩から、研究や開発のテーマは育っていく。採択後は、専門家やリバネススタッフが研究コーチとして伴走し、問いの整理や進め方を一緒に考えていく。例えば、身近な人の聞こえにくさを補う道具をつくりたいと考えていた生徒は、当初「似たような製品があるなら、自分が取り組む意味はないのでは」と悩んでいた。メンタリングを通して、既存の道具では解決しきれていない身近な困りごとに目を向けるようになった。また、完成品を目指すのではなく小さな試作から始めてもよいことに気づき、振動で情報を伝えるメガネの開発に踏み出した。自分だけではどうしようもないと思っていたことに、研究という方法で関わり直してみる。その過程で、自分にできることが見えてきたり、悩みとの向き合い方が変わったりすることも、このプログラムの大きな魅力だ。
自分の問いに向き合うことは、時に「これでいいのだろうか」と迷いながら進む挑戦でもある。だからこそ、このプログラムでは、自分と同じように違和感をきっかけに研究を始めた仲間や、その問いに耳を傾けてくれる大人との出会いも大切にしている。これまでに参加した生徒からは、「自分の研究に耳を傾けてくれる人がいること、あたたかい態度で聞いてくれることが本当に心の支えになった」という声もあった。他者が感じた違和感を「大したことない」と流さず、すぐに答えを押しつけることもない。そんな人との出会いこそが、自分の問いに向き合い続ける力になる。
まだ言葉にならない違和感も、自分にとって切実であれば、それは研究のはじまりだ。自分の中にある思いや違和感を見つめ、研究や開発として形にしていってみてほしい。(文・大島 友樹)